状態：NGC-MS64（UNC＋／未流通＋）
このコインはインド中南部に広大な領土をもっていた藩王国、ハイデラバード（Hyderabad）で発行された1アシュラフ（Ashuraf）金貨です。発行された年は1924年で、第10代藩王アサフ・ジャー7世（Asaf Jah �察砲療�治時代（1911〜48年）です。
イギリスは1858年からインドの本格統治を始めていましたが（インド帝国時代）、当時のインドには100以上もの藩王国（映画「インディ・ジョーンズ」に出てくるマハラシャの国です）がありました。イギリスはそれらのうち一定の条件を満たした34国には、引き続き独自の通貨発行を認めていました。このコインは藩王国のうち最大の版図を持っていたハイデラバードで発行された金貨です。
オモテはハイデラバードの重要な建造物であるチャールミナール（Char Minar）が描かれています。チャールミナールは16世紀に疫病の終息を祝って建てられたモスク（イスラム寺院）で、今でも観光客に人気の建物です。チャールミナールの左右には、ペルシャ文字で王国と王様の名前が書かれており、ウラ面は古いムガール時代の文字でこのコインの額面が書かれているそうです。
さてこのコインについてです。
ご覧のようにオモテ/ウラともキズ、スレ、変色など欠点は見当たりません。オモテのチャールミナールの柱部分は少し摩耗していますが、オモテ/ウラともオリジナルな輝きがしっかりと残っています。全体的にNGC社の評価MS64通りの高状態です。
なおNGC社は本年銘（AH1343//14）を26枚鑑定しており、内訳は以下の通りです。
MS66：3枚
MS65：2枚
MS64：7枚 ←ココです
MS63：8枚
MS62：3枚
MS61以下：3枚（数字なしのDetail鑑定2枚を含みます）
この銘柄の平均的な状態はMS63あたりですから、本貨は平均より少し良い状態です。
なおこの銘柄のカタログ価格はクラウス（通称「KMカタログ」）でMS60が3500ドル、フリードバーグではEFクラスで1750ドルとなっています。
この銘柄はほんの5年ほど前まで安値に放置されていましたが、近年のインドコインの人気化に伴って値を上げてきました、デザインもよく希少性もあるコインです。出現頻度も低いので、お探しの人も多いのではないでしょうか。
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■サイズ：直径24ミリ、重さ約11.2グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGCの鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパック、もしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みでお受けしております。
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