□状態:NGC-MS64PL(UNC+)
『輝きを楽しむプルールライク・シリーズ』
「ときいろ」では、これまでも多くのプルーフライク・コインをご紹介してまいりました。ここ数年プルーフライク鑑定のコインが人気化し、高値で売買される傾向にあります。プルーフライク貨は贈呈用に造られた「プルーフ貨」と違い、初期の刻印で打たれるという偶然によって生まれます。つまり作為的に造られたものではなく、いわば「偶然の産物」といってよいでしょう。それだけに数が少なく、NGC/PCGS社の鑑定数はごく僅かにとどまるので、その点でもコレクターの収集意欲を高めているのだと思います。
「ときいろ」は、これからもNGC/PCGS社によってプルーフライク鑑定のコインから将来性のあるコインを厳選し、『輝きを楽しむプルールライク・シリーズ』として紹介させていただきます。
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このコインは1883年にイタリアで発行された20リレ金貨です。
肖像はウンベルト1世でこの銘柄は1879年から1897年まで発行されました。発行枚数は年号によって様々で、多い年は1882年で697万枚発行されていますが、1884年のように9775枚の年もあります。本年号(1883年)は18.2万枚で並年です。でも本貨のようにプルーフライクと評価される個体は多くはなく、NGC社の鑑定で本年号のプルーフライク鑑定は6枚しかありません。以下NGC社の鑑定分布です。
MS64PL: 1枚 ←ココです
MS63PL: 3枚
MS62PL: 2枚
すべて年号をみてもプルーフライク貨は数が少なく、鑑定総数2420枚のうち131枚しかありません。
さてこのコインですが、NGC社の鑑定通りキズやヘアラインも少なくとてもよい状態です。一般にプルーフライク貨はフィールド部分のキズやスレは目立ちやすいのですが、本貨はオモテのフィールド部分に僅かにスレがあるだけです。プルーフライク貨は光を反射しますので、写真撮影が難しくカメラマン泣かせです…、マットプルーフの金貨が登場したのも写真撮影への配慮からです。このコインも撮影が難しく苦労しました。できるだけ実際に見た感じを再現するために、光源をかえて正面からの写真を何枚かアップいたしました。1枚目から4枚目までの写真を見比べてみてください、フィールド部分はプルーフライク鑑定にふさわしい輝きで、本貨が初期の刻印で打刻されたことを裏打ちしています。
■サイズ:直径約20ミリ、重さ約6.45グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
【お願い】掲載している写真のコピー・転用は固くお断りします。