□状態:NGC-MS63+(UNC+)
ドイツのフランクフルトで1861年に発行された大型銀貨2ターレルです。この銘柄(KM-365)は1860年から1862年と1866年に発行されています。発行枚数は本年号1861年銘が最も多く約180万枚発行されました。市場への出現頻度も1861年銘が最も多く、半数以上が1861年銘です。ただドイツ全体を見渡すと、1800年代に2ターレルは97銘柄しか発行されておらず、いずれも値が張ります。2ターレルはサイズが大きいだけに見栄えがいいですし、フランコニアや鷲の紋章が細密に表現できています。
さてこのコインですが、この銘柄もオモテに描かれた女性は、フランクフルトの守り神「フランコニア」です。オモテはフィールド部分にオリジナルの輝きが残っており、重厚感のあるトーンとのバランスもいい感じです。ウラ面は同様でオリジナルな輝きを残しつつ、全体的にダークなトーンに覆われています。なおオモテ/ウラとも洗浄痕がなく目立ったキズもありません。
なお本銘柄(1861年銘)はNGC社によって266枚鑑定されていますが、分布は以下の通りです。本貨は上位21枚に入る高状態のコインです。
MS66: 1枚
MS65: 3枚
MS64: 15枚
MS63+: 2枚 ←ココです
MS63: 36枚
MS62: 42枚
MS61: 27枚
MS60以下: 63枚
数字なしDetails評価:77枚
1800年代にドイツで発行された2ターレルのうち、本貨のように状態の良いコインは決して数多く残っているわけではありません。重量感もありデザインも素晴らしいと思います。現在の価格は評価不足の観があり、値下がりのリスクが小さな銘柄です。
■サイズ:直径約38ミリ、重さ約37グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
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