□状態:NGC-MS61(AU+)
スペインのセヴィリアで1830年に発行された2エスクード金貨(KM-483.2)です。大型金貨の8エスクードではなく、小型の2エスクードですのでご注意ください。肖像はフェルディナンド7世です。
2エスクードのセヴィリア鋳は1815年から1833年にかけ発行されていますが、年号によって希少性が異なります。クラウスのカタログでは並年がMS60クラスで1050ドルですが、1824年(超希少年/XF40で4900ドル)、1828年/1829年(MS60が1700ドル)、そして本年銘1830年(MS60が2150ドル)などが稀少年です。
なおフェルディナンド7世の2エスクードにはセヴィリア鋳とマドリッド鋳がありますが、セヴィリア鋳の方がやや希少性が高く値も張ります。そのセヴィリア鋳も年号により市場への出現頻度に差があります。NGC社の鑑定数を見ると、一番希少な1824年が2枚、1828年が3枚、1829年が2枚、そして本貨1830年が2枚です。
さてこのコインですが、ご覧のようにオモテ/ウラとも輝きが素晴らしく、特にフィールド部分は造られた当時の輝きをとどめており、ヘアラインや摩耗もほとんど見られません。NGC社の評価MS61は低すぎる(アンダーグレード)のではないでしょうか。なお上記のようにNGC社によって本年銘は2枚しか鑑定されていませんが、もう一枚はAU58です。したがって表題のように本貨は単独の最高鑑定コインです。なおPCGS社も本年銘コインを2枚鑑定していますが、2枚ともAU58です。
■サイズ:直径約20ミリ、重さ約6.8グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
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