□状態:NGC-AU58(EF+)
ロシア帝国の皇帝エカテリーナ2世(在位1762-1796年)のルーブル銀貨で、サンクトペテルブルグで造られました。この1ルーブル銀貨は1777年から1782年にかけて発行されましたが、最も発行枚数が少ないのは1779年銘の41.3万枚、続いて少ないのが本貨1782年の120万枚です、オモテは壮年期のエカテリーナ2世、ウラ面はロマノフ朝の紋章「双頭の鷲」です。なおクラウスのカタログStandard Catalog of World Coins 7th Editionによれば、本貨1782年銘の価格ガイダンスはXF40が1200ドル、MS60が3500ドルとなっています。
この時代のロシアは工業技術が未熟で、ヨーロッパの後進地域だったといえるでしょう。コインにもそれがよく表れており、この時代のルーブルはできの悪いものが多く、コインの扱いもやや乱雑で瑕疵があるものが目立ちます。
NGCの鑑定分布をみても、本銘柄1782年銘は数字なしDetails評価が22枚もあります。一方で数字付の鑑定は37枚、上から順にMS63(2枚)、MS62(6枚)、MS61(5枚)、AU58(本貨を含み9枚),そしてAU55以下が15枚です。
ロシアの大型銀貨はここしばらく値動きしていませんが、世界的な大型銀貨の見直しのなかで徐々に割安感が出てきたと思います。お隣のドイツやオーストリアのターレルと比べ、たしかに技術的には劣っていますが、それもまた味わいです。
■サイズ:直径約37ミリ、重さ約24グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っております。真贋は同社によって保証されておりますのでご安心の上お買い求めください。
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