□状態:PCGS-MS65(FDC-)
スイスの射撃祭の歴史は14世紀にはじまり長い伝統があります。射撃祭コインとして最初に発行されたのは1845年のヴォー(Vaud)ですが、直径27ミリで重さも7.3グラムと小ぶりでした。その後、当時のヨーロッパ標準のサイズになったのは1855年のことで、それ以降は本貨と同じく5フラン(直径37ミリ、重さ25グラム、金品位90%)に統一され1885年のベルンまで続きます。発行枚数が少なかったこと、デザインが美しく精巧に造られていることなどから、スイス国内だけでなく世界中にコレクターがいます。
このコインは1867年にシュビーツ(Schwyz)で発行された銀貨です。発行枚数は8000枚と少ないですが、これはこのシリーズが隔年で開催された射撃祭の開催を記念して造られた、いわば記念コインだったからです。なお本貨以降の発行枚数は10,000枚、15,000枚、20,000枚、30,000枚といった具合に少しづつ増えてゆきます。
さてこのコインの状態ですが、ご覧のように美しいトーン(銀サビ)がのった素晴らしい状態で、摩耗やスレもなくフィールド部分は鋳造当時の輝きを残しています。おそらく初期のダイ(刻印)で造られたのではないでしょうか。
なお本銘柄のPCGS鑑定済みコインは70枚ありますが、MS65は上位6枚に入ります、上位鑑定分布は以下の通りです。
MS67 :1枚
MS 66 :2枚
MS 65+ :1枚
MS 65 :2枚 ←ココ
MS64以下:64枚
この銘柄のMS64までは市場で時々見かけますが、MS65以上の個体はめったに出てきません。ライオンのデザインも素晴らしいですし、うら面もたいへん精巧に造られています。
■サイズ:直径約37ミリ、重さ約25グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGS社の鑑定済みケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
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