オンラインショップ「ときいろ」

□状態：NGC-MS, Strike:5/5,Surface:5/5(AU)

古代ペルシャ帝国と戦った頃に造られたギリシャのテトラドラクマ銀貨で、古代で最も有名なコインの一つです。当時のアテネはギリシャの盟主としてペルシャ帝国との戦争に勝ち、国力の最盛期を迎えていました。
 
このコインは表面（アテネ神）、裏面（ふくろう君）ともに、ほぼセンターに打たれており大変バランスの良いコインです。NGC社の評価はMS（Mint State=未使用）状態で申し分ありませんが、さらにStrike/Surfaceとも5点満点の評価です。写真3のようにアゴのふくらみ部分の質感、頬の丸みが美しく出ており、とてもきれいなコインです。
 
この銘柄では、ふくろう面の4つのコーナーが全てきれいに打たれている個体が珍重され、さらに4つの「土手部分」が質感よく盛り上がっていれば言うことはありません。このコインは裏面の拡大写真のように4つのコーナーがほぼ完全に打たれており、まずその点で稀有なコインで、さらにふくろうを取り巻く4つの土手 もきれいな盛り上がりを見せており高く評価できます。一般にフクロウコインはいびつな形のものが多いのですが、ご覧のようにこのコインは真円（まんまる）に近い形です。このコインは数が残されており決して珍しいものではありませんが、それでもこれほど整ったバランスを持ち、なおかつ状態の良い個体はめったに出てきません。
 
「ふくろう」が描かれたこのコインは今から2400年も前に造られたものです。私たちが最も手軽に入手できる歴史的遺産といってよいでしょう。是非皆さんも先人が残した遺物を手に入れてみてはいかがですか！