状態：NGC-MS64（UNC／未流通）
この金貨は1941年〜1948年に、インドの藩王国（India Princely State）と呼ばれた藩国のうち、ジャイプール（Jaipur）で発行されたモハール（KM-200)です。インドは16世紀の初頭に成立したムガール帝国によって長らく統治されてきましたが、そのムガール帝国も1700年代に急速に弱体化しました。同帝国の弱体化にともなって独立状態になった地方政権は藩王国とよばれ、そのうちの有力な藩国の一つがジャイプールです。
本貨は、ジャイプールの藩王マン・シング2世（Man Singh �供Ш澎�1922-1949年）時代に発行されたモハールです。この時代、すでにインドはイギリスの統治下にありましたが、いくつかの藩王国では独自のコインが発行されていました、ジャイプールもそんな藩王国の一つです。そのような複雑な政情もあり、本貨は往年のムガール様式を踏襲しています。なお、オモテはイギリスの王様の名前（ジョージ6世）が、ウラには藩王の名前がペルシア文字で打たれています。
さてこのコインについてです。
オモテ/ウラとも高状態ではありますが、ウラ面は流通による若干の摩耗が見られます。輝きはやや失われオリジナルの輝きはありません、でも、ご覧のように目立ったキズやスレ、ふちのアタリなどもなく、まずまずの高状態です。
なおNGC社は本銘柄（KM-200の全年号）を12枚鑑定していますが、内訳は以下の通りです。
MS66：4枚
MS65：2枚
MS64：1枚 ←ココです
MS62：1枚
AU58：1枚
AU50以下：3枚（数字なしのDetail鑑定2枚を含みます）
ご覧のように本貨MS64は平均的な状態です。
私たち日本人からみれば刻印されている文字も分かりませんし、歴史にもさほどなじみはありません。でもインドの人たちには別の風景が見えているのではないでしょうか。近年アジアのコインは全般的に値が上がってきましたが、なかでも「ときいろ」はインドの金貨に注目しています。人口増と富裕化が同時に進みつつあるインドは、中国に続いて有望なコイン市場に成長すると店主は思います。
なおクラウスのカタログ価格はXF40が1000ドルとなっていますが、それ以上の状態は記載されていません。
■最寄りの郵便局に「局留め」で発送できます。ご希望の際は、ご注文画面の「お届け先の入力」欄に、留め置きを希望される郵便局の情報をご入力ください。郵便局で受け取る際は、荷物の追跡番号と、ご本人だと証明できるもの（住所などが記載されているもの）が必要になります。
■サイズ：直径18ミリ、重さ約11グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社のNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパック、もしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
【ご注意！】
掲載している文章（商品説明）や写真の、コピー・転用・流用は固くお断りします。