状態:PCGS‐MS65+(FDC/完全未流通)
アメリカで1908年から1933年まで発行された20ドル金貨です。デザイナーの名にちなみ、このコインは「セントゴーデンス」と呼ばれています。この銘柄はフィラデルフィア(ミントマークなし)、デンバー(ミントマークD)、サンフランシスコ(同S)の3か所で作られましたが、本貨はミントマークDのデンバー鋳です。
このコインの1923年銘D(デンバー・ミント)は170万枚の発行で、セントゴーデンスの中では少ないほうです。残存数も案外と少ないようで、PCGS社の鑑定分布をみても9800枚ほどしか鑑定されていません、同年銘でもフィラデルフィア鋳は3.1万枚以上鑑定されていますから、デンバー鋳の少なさがわかります。なおPCGS社による1923年デンバー鋳の鑑定内訳は以下ご参照ください。
MS67:101枚
MS66:2,006枚
MS65+:146枚 ←ココです(上位約23%以内)
MS65:2,722枚
MS64:3,033枚
MS63以下:1,807枚
ご覧のように本貨MS65+を超える個体は2,107枚ほどあるだけなので、本貨は上位1/4以内に入るまずまずの高状態です。
さてこのコインについてです。
ご覧のように輝きがきれいで、100年近く前に作られたコインだとは思えません。この銘柄はオモテの女神さまの出っ張った部分、とくに顔や脚などにキズが付きやすいのですが、本貨はそれもわずかです。またオモテ/ウラともフィールド部分もスレやキズがほとんど見られず、PCGSの評価MS65+通りのきれいなコインです。
PCGS社のPrice Guide Valueによりますと、本年銘PCGS‐MS65+の価格ガイダンスは4,500ドルです。現在の為替レート(1ドル=160円)で計算すると税込み79万円ほどになります。
アメリカのコインは1990年に大相場がありましたが、その後急速に値を下げ長い眠りについてしまいました。この間アメリカ株(NYダウ指数)は、1990年末の約2700ドルから現在の約39,000ドルまで14倍以上に値上がりしています。一方でアメリカコインも2020年を底に値を上げ、現在では2020年の安値から30%以上値を上げていますが、それでも株価と比べると強い割安感があると店主は思います。
足元で急速に進む円安の影響もあり、日本円ベースのアメリカコインの相場は、この3年ほどで70%近くも値を上げた印象ですが、それでも割安感はあります。昨今、世界的に見られる現物資産へのマネー流入を考えると、特にレアな銘柄、状態の良い個体は期待ができると店主は思います。
さらに足元の金価格の上昇も顕著です。先日、円建ての金価格は史上最高値を更新しましたが、いまでも高値が続いており、本日現在の金価格は1グラム=13,500円ほど(2024年7月8日現在、田中貴金属の税込み店頭小売価格)です。このコインの重さは33.436グラム、金の品位は90%ですから、一枚当たり約30グラムの金を含んでいます。したがって金の地金としての価格だけでも40万円以上になる計算です。「麦わら帽子は冬に買え」、発行から100年たっていますし、まずまずの高状態ですから、この価格なら持っておかれてソンはないと思います。
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■サイズ:直径34ミリ、重さ約33.4グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGS社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパック、もしくはクロネコヤマト便でお届けします。
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