状態:NGC‐MS63(UNC/未流通)、NGC‐MS62(UNC‐/未流通‐)
イギリス東インド会社で1835年に発行された1ルピー銀貨の2枚セットです。1〜4番目の写真はNGC‐MS63で、5〜8番目の写真はNGC‐MS62です。9、10番目は2枚並べて撮った写真です。
この2枚はいずれもカルカッタでつくられたもので、肖像の首の部分にイニシャルFが打たれています。1835年に発行されたルピーは、イギリスの王様ウィリアム4世が描かれた希少品です。特にMSクラスはなかなか市場に出てきません。
なおNGC社はこの銘柄(1835年のカルカッタ鋳)の鑑定内訳は以下の通りです。
MS64:10枚
MS63+:1枚
MS63:15枚 ←ココです(上位約5%)
MS62:77枚 ←ココです(上位約18%)
MS61:74枚
MS60:12枚
AU58:83枚
AU55以下:303枚(212枚の数字なしDetail鑑定を含む)
上記のようにNGC社はこの銘柄を575枚鑑定していますが、2枚ともまずまずの高鑑定です。
カルカッタ鋳以外の全バラエティを含めると、NGC社はウィリアム4世のルピーを1303枚鑑定していますが、上位鑑定は以下の通りです。
MS66:1枚
MS65:5枚
MS64:36枚
MS63:83枚
MS62:158枚
最近の英領インド、および英国東インド会社金貨モハールの値上がり傾向は顕著ですが、ルピーも同様で状態の良い個体は少しずつ人気が出てきました。特にウィリアム4世のルピーは残存数が少なく、ビクトリアのルピーに比べ高値を付けます。
上の鑑定分布をご覧になってお分かりのように、この銘柄は案外と状態の良いものは残っていません。インドの経済発展への期待も高く、店主はこの時代から1900年初頭にかけてのルピーは有望だと思います、お安いうちにいかがでしょう。
なお当時のインドは経済規模が小さかったからでしょうか、本貨はルピーの最高額面ではありますが、直径3センチほど、重さ12グラム弱の中型の銀貨です。
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■サイズ:直径30ミリ、重さ約11.66グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社NGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
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