□状態:NGC-MS63(UNC/未流通)
南インドで1336年に建国したヴィジャヤナガル王国は、建国当初からこのような小型でずんぐりした独自の金貨を発行しはじめました。同時代の大半の金貨はオモテ面にヒンドゥー教の男女神(または男神)、ウラ面は王様の名前がナーガリー文字もしくはカンナダ文字で書かれています。なお通貨の単位パゴダは寺院(パゴダ)に由来するといわれています。
ヴィジャヤナガル王国は3番目の王朝(トゥルヴァ朝/1506-70年)クシュナ・デーヴァラーヤ王時代(1509-29年)に最盛期を迎えますが、本貨はその時代に発行された1パゴダ金貨です。わずか3.4グラム、直径も11ミリほどの小型の金貨ですが、デザインはとても細密で面白いです。
オモテ面は同王国で信仰されていたヒンドゥー教の神様の座像で胡坐をかいており、神様に向かって左にはチャクラと呼ばれる輪がデザインされています、状態はご覧のようにほぼ未流通ですが、神様の左のひざ(向かって右側のひざ)に当たりがあります(5番目の拡大写真でご確認ください)。また、ウラ面のセンターが少しずれており、ナーガリー文字で描かれた王様の名前が少し切れています。
なおNGC社は本銘柄(クシュナ・デーヴァラーヤ王)を22枚鑑定していますが、本貨のMS63は上位7枚に入ります。インドコインの人気化に伴って、ここのところこの銘柄も相場が上がってきました。
■最寄りの郵便局に「局留め」で発送できます。ご希望の際は、ご注文画面の「お届け先の入力」欄に、留め置きを希望される郵便局の情報をご入力ください。郵便局で受け取る際は、荷物の追跡番号と、ご本人だと証明できるもの(住所などが記載されているもの)が必要になります。
■サイズ:直径11ミリ、重さ約3.4グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社のNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパック、もしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
【ご注意!】掲載している文章(商品説明)や写真の、コピー・転用・流用は固くお断りします。