□状態:NGC-MS62(UNC-/未使用-)
ラーマ4世(在位1851年-1868年)時代にタイで発行された大型の銀貨です。ラーマ4世時代に発行された銀貨としては4バーツに次ぐ大型サイズの銀貨です。オモテ面はチャクラ(サンスクリット語でいう輪形)の中に象さんが描かれた人気のコインです。
本貨の特徴はなんといってもトーンの美しさです。オモテは、象さんが描かれている中央あたりは薄いブルーですが、そこからコイン周辺部に行くにしたがってシャンパン・カラーから徐々にオレンジ・ゴールド変わります。ウラのトーンはオモテほどでなありませんが、全体的にシャンパンゴールドのトーンが均一にのってきれいです。
この銘柄は象さんの隆起した部分(腰や顔など)が摩滅した個体が多いですが、本貨にはそれがほとんど見られません。さらに、その象さんの顔や首のあたりがほんの少しブルーがかっていてきれいです。
なお、NGC社はこの銘柄を252枚鑑定していますが、内訳は以下の通りです。
MS66:2枚
MS65:5枚
MS64:10枚
MS63:20枚
MS62:21枚 ←ココです(上位23%以内)
MS61:8枚
MS60:2枚
AU58:43枚
AU55:24枚
AU53以下:117枚(90枚の数字なしDetails鑑定を含む)
日本で初めて西洋基準の丸いコインが発行されたのは、明治3年(1870年)になってからですし、アジア全体を見渡しても「アンティーク・コイン(注)」の基準を満たすコインはごくわずかです。このような理由から、アジアでは必然的にごく一部のコインに人気が集中せざるをえません。
注)アメリカ/ヨーロッパでは、製作後100年が経っているものをアンティークと呼びます。古いけれど「アンティーク」の基準を満たさないものは「ヴィンテージ」と呼ぶそうです。
本銘柄はアジア全体を見渡しても、最も早期に発行された西洋型コインといってよいでしょう。経済的な成長に伴って、アジアのコインは全般的に急速に値を上げていくと店主は予想しています。本銘柄はデザインも面白く重厚感もあり、1800年代に発行された数少ないアジアコインとして、今後も人気を集めるのではないでしょうか。
特に本貨は状態が良くトーンも綺麗なので、値上がりが楽しみなコインだと店主は思います。
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■サイズ:直径37ミリ、重さ約30グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGCの鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパック、もしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みでお受けしております。
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