□状態:NGC-MS63(UNC/未使用)
この金貨はムガール帝国の衰退期アクバル2世(在位1806年〜1837年)時代に、南インドのマドラス保護領で発行された小型の金貨です。発行は1808〜1811年ですが、年号が打たれていません。当時のムガール帝国は弱体化が進んでおり、このコインが発行された時点で、すでにマドラス地方はイギリス東インド会社の統治下(=「マドラス保護領」=Madras Presidency)にありました。貨幣の発行もイギリス東インド会社が独自で行ったものです。
オモテには英語とペルシャ語でパゴダと額面が打たれており、ウラには土着のタミル語・テグル語で額面が打たれています。オモテには寺院のゴープラム(塔門)が、ウラにはヒンドゥーのビシュヌ神が描かれています。
この銘柄(KM-356)のカタログ評価(クラウスの最新カタログ評価)はXF40が1,950ドルです。なおそれ以上の評価は未記載です。
さてこのコインですが、ご覧のようにNGC社の評価MS63通り、ウラ/オモテとも摩耗はほとんどなく大変良い状態です。ウラのビシュヌ神あたりは少し不鮮明な部分もありますが、これは打刻の弱さによるものです。また鋳造当時の輝きも保たれており、小さいながらも状態の良いコインです。
MS67:2枚
MS66:6枚
MS65:4枚
MS64:10枚
MS63:13枚 ←ココです(上位30%以内)
MS62:9枚
MS61以下:22枚(16枚の数字なしDetail鑑定含む)
アジアのコインは今後値上がりしてゆくと思いますが、なかでもインドのコインは最有力だと店主は思います。経済成長と貧富の格差が同時に進むインドでは、実物資産の一つとしてコインへの投資が進むと考えています。本貨は直径1センチほどの小型の金貨ですが、状態もよく残存数も少ないです、インドらしいデザインですから期待できる銘柄だと思います。
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■サイズ:直径11ミリ、重さ2.97グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパック、もしくはクロネコヤマト便でお届けします。
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