□状態：PCGS-MS62（UNC-/未使用-）
ラーマ4世（在位1851年-1868年）時代にタイで発行された中型の銀貨、1バーツ（KM-Y11）です。ラーマ4世時代に発行された銀貨としては4バーツ、2バーツに次ぐ中型サイズの銀貨です。オモテ面はチャクラ（サンスクリット語でいう輪形）の中にゾウさんが描かれた人気のコインです。
写真のように、ウラ/オモテとも摩耗がほとんど見られませんし、キズやスクラッチなどもほとんどありません。オモテは打刻もしっかりしており、3枚目の写真のようにシャープです。ウラも打刻は良いほうですが、7枚目の写真のように日傘の中央がやや弱打ちです。
ウラ／オモテとも均一なグレーのトーンですが、ウラはホンの少しだけオレンジとブルー系のトーンが乗っています（9番目の写真をごらんください）。全体としてはPCGSの評価MS62は妥当ではないでしょうか。
なおPCGS社は本銘柄を97枚鑑定しており、そのうち数字アリの内訳は以下の通りです。ご覧のようにこの銘柄のMS鑑定のコインはさほど多く残っていません。
MS65：3枚
MS64：11枚
MS63：14枚
MS62：8枚 ←ココです
MS61：4枚
AU58：10枚
AU55：14枚
AU53以下：33枚
この銘柄は、この時代にアジアで発行された数少ない銀貨として人気があります。発行枚数は不明ですが、PCGS社の総鑑定数97枚から考えると、決して多くは作られていないでしょう。タイの経済はこれからも成長が見込まれますので、このコインも今後さらに人気化すると店主は思います。中型の銀貨ではありますが、デザインも面白く持っておかれてソンはないと思います。
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■サイズ：直径約31ミリ、重さ約15.45グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGS社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
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