□状態:NGC-AU58(EF+)
中央アメリカで1847年に発行された大型の8レアル銀貨です。中央アメリカ連邦共和国は1823年から1839年まで、いまのグアテマラを中心とした地域にあった短命の国です。1839年の連邦共和国崩壊後もこの銘柄は発行され続け、本貨1847年銘が最終年銘です。
この地域は1820年代初頭までスペインの植民下にあったため、コインにはスペインの王様の肖像が描かれていましたが、中央アメリカ成立以降は、このコインのようにデザインが一新されました。オモテ面は「太陽の顔=サン・フェース」が山脈から顔を出すデザインで、人気があるコインです。
クラウスのカタログ(Standard Catalog of World Coins 6th Edition)によりますと、本銘柄1847年(コインタイプ)の価格ガイダンスはMS60で1200ドル、MS63で3000ドルとなっています。
さてこのコインですが、オモテ/ウラとも落ち着いた銀色で、人の手が加わった痕跡のない好感が持てるコインです。また写真のようにウラ/オモテとも光沢が残っています。
オモテのサン・フェースや5つの山は少し摩耗していますが、目だったキズはありません。ウラの樹の葉っぱは下の部分の打刻が不明瞭ですが、これはこの銘柄によくみられる特徴です。樹の右側のフィールド部分に5ミリほどの縦キズがありますが、この銘柄にしてはウラ/オモテとも打刻は良いほうです。
NGC社の本貨(1847年鋳)の鑑定総数は56枚ありますが、分布は以下の通りです。
MS65:1枚
MS64:1枚
MS63:0枚
MS62:2枚
MS61:1枚
MS60:1枚
AU58:6枚 ←ココです
AU55:12枚
AU53以下:32枚(21枚のDetails鑑定含む)
ご覧のようにこの銘柄は状態の良い個体が少なく、本貨AU58は1847年銘の上位12枚に入るマズマズの状態です。
なおこの銘柄の発行枚数は不明ですが、当時のこの地域の経済規模、あるいはNGCやPCGSによる鑑定数から考えて、決して多くは造られていないと思います。デザインも面白く今後人気が出るコインだと店主は思います。
「ときいろ」では現在この銘柄のAU55(389-3)を26.8万円で販売中ですが、そちらはカラフルなトーンを加味した価格設定です。本貨は輝きが残っているもののカラフルではなく、この価格設定になります。
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■サイズ:直径約39ミリ、重さ約27.1グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社NGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパック、またはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
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