□状態:NGC-AU55(EF)
1743年にハンガリーのクレムニッツ(ミントマークKB)で発行された1ターレル銀貨(KM-329.1/Fr-180)です。オモテはマリアテレジア、ウラはキリストを抱くマリア様です。マリアテレジアは神聖ローマ帝国の皇帝ではありませんが、実質的に夫である神聖ローマ皇帝フランツ1世をしのぐ権力基盤を持っていたため、しばしば神聖ローマ帝国の女帝として扱われます。
クラウスのカタログ(Standard Catalog of World Coins 6th Edition)によりますと、本貨1743年銘の価格ガイダンスはMS60で450ドルですが、近年の相場はこれをはるかに上回ります。近いところでは昨年12月ヨーロッパで開かれたオークションでEF+クラスが1600ユーロ(総支払額ベースで30万円ほど)、先日国内で開かれたオークションでPCGS-XF Detail(修正あり)が総支払額11万円弱などで落札されています。なおNGC社は1743年銘を4枚鑑定していますが、内訳はMS65、MS64+、MS63、AU55(本貨)が1枚ずつです。
さてこのコインですが、立像面(ウラ)/マリア面(オモテ)とも摩耗がある程度進んでいますが、目立った欠点は見当たりません。両面比べるとウラ面のほうがきれいで、マリアやイエスの顔がなんとか見えるレベルですが、輝きも残っておりウラのフィールド部分は特にきれいです。
神聖ローマのターレルの中でもマリアテレジアは唯一の女帝として特に人気があります。ダカットの入門コインとしていかがでしょう。
■最寄りの郵便局に「局留め」で発送できます。ご希望の際は、ご注文画面の「お届け先の入力」欄に、留め置きを希望される郵便局の情報をご入力ください。郵便局で受け取る際は、荷物の追跡番号と、ご本人だと証明できるもの(住所などが記載されているもの)が必要になります。
■サイズ:直径約22.5ミリ、重さ約3.5グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社NGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパック、またはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
【お願い】掲載している写真のコピー・転用は固くお断りします。