□状態:NGC-PF66 CAMEO(プルーフ完全未使用)
1918年に終わった第一次世界大戦の結果、帝政ドイツが崩壊し、新たに「ワイマール共和国」と呼ばれる共和制のドイツが成立しました。ワイマール共和国では1925年から1933年にかけ、5ライヒスマルクが発行されています。本貨はそのうちの一つで1927年から1933年まで発行されました。鋳造所はベルリン(Aミント)、ミュンヘン(D)、ムンデンヒュッテ(E)など6か所で、本貨はAミント=ベルリン鋳です。
さてこのコインですが、ご覧のようにオモテ/ウラとも鏡面仕上げが美しく、ヘアラインやスレ、摩耗などほとんどない好状態です。オモテの樫の枝を見ると「2時」「8時」「10時」の位置に枯れた枝が見えますが、これは第一次大戦でドイツが失った3つの地域の象徴だそうです。
なおNGC社によってこの銘柄(1927年のAミント)のプルーフは38枚鑑定されています。内訳はProof Ultra Cameo(2枚)、Proof Cameo(17枚)、Proof(19枚)で、Proof Cameo(本貨含む)の内訳は以下の通りです。
PR67 Cameo: 2枚
PR66 Cameo: 7枚 ←ココです
PR65 Cameo: 3枚
PR64 Cameo: 3枚
PR63 Cameo: 2枚
なお、Proof Ultra Cameo(2枚)は2枚ともPR66 Ultra Cameoです。
通常貨は全ての年銘あわせ1.5億枚ほども発行されており入手も容易ですが、プルーフ貨の出現頻度は多くはありません。上でNGC社によるプルーフ貨の鑑定枚数(38枚)と紹介しましたが、1927年Aミントの通常貨は136枚鑑定されています、おそらく残存枚数もこの比率に近いのではないでしょうか。さらに本貨のような高状態となりますと、市場に残っている個体はかなり少ないと思います。
なおクラウスのカタログ(Standard Catalog of World Coins 47th Edition)によりますと、本貨のプルーフ貨の価格ガイダンスは、並年号(Common Date)のPF63で1,500ドル、PF65で2,500ドルとなっています。
■サイズ:直径約35ミリ、重さ約25グラム(なお銀品位は50%)
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
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