□状態:NGC-MS62(UNC)
このコインは1795年ブラジルのリオデジャネイロ(ミントマークR)で作られた6400レイス(KM-226.1)です。重さは14.4グラム、直径は32ミリほどですから、当時の中型のコインに属します。
肖像はポルトガルの女王マリア1世(在位1777-1816年)で、マリア1世は在位中に執務不能状態になったため、1792年以降は三男のホアンが摂政となりました。本貨はそのころに発行されたコインです。
この銘柄(KM-226.1)は1789年から1805年まで発行されていますが、毎年の発行枚数は11万枚程度から25万枚ほどです。本貨1795R銘は22.6万枚発行されていますので、この銘柄の標準的な枚数です。なおStandard Catalog of World Coins 7th Editionによれば、本年銘の価格ガイダンスはMS60で1650ドル、それを超える状態の価格は未記載です。
さてこのコインですが、本貨の特徴はなんといっても輝きの美しさです。光沢感がわかるように角度を変えて撮影しましたが、これでも本貨の輝きを伝えるには十分ではありません。オモテ/ウラともスレやキズはほとんどありませんし、この銘柄にありがちなアジャストメントマークもありません。摩耗も少なくNGC社の評価MS62はアンダーグレード(低すぎ)ではないかと思います。
なお本貨1795年銘RミントはNGC社によって38枚が鑑定されていますが、内訳は以下の通りです。
MS63: 2枚
MS62: 8枚 ←ココです
MS61: 5枚
MS60: 1枚
AU58: 9枚
AU55以下:13枚(うち9枚は数字なしのDetails鑑定です)
ブラジルの金貨は割安感が強いですが、この銘柄に限ってはここ数年で徐々に値上がりしてきました。本貨は状態が良いので期待できると思います。
■サイズ:直径約32ミリ、重さ約14.3グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
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