□状態:NGC-MS67(FDC)
モンゴルで1976年に発行された大型金貨です。
モンゴルはこの年に野生動物を保護する目的で2種の銀貨と1種の金貨を発行していますが、「蒙古うま」が描かれたこのコインもその一枚です。デザインもきれいですが、なによりこの銘柄の特徴は発行枚数の少なさです。この銘柄には通常貨とプルーフ貨がありますが、発行枚数はいずれも少なく、通常貨が929枚のみ、プルーフ貨はさらに少なく374枚しか発行されていません。なお、本貨は通常貨の方です。
発行からまだ46年しかたっていない現代コインですが、モンゴルはコイン発行の歴史が浅く、記録を見る限りこの銘柄はモンゴルで2番目に発行された金貨です。ご参考までにモンゴル最初の金貨は1971年に発行されたトゥグリルで、「革命50周年」を記念して発行されました。この銘柄の発行枚数が少ないのは、当時のモンゴルの経済規模の表れだと思います、その点でも歴史的な意味があるコインだと思います。
なお「ときいろ」では2021年3月に、この銘柄のプルーフ貨(NGC-PR69 Ultra Cameo)を販売しましたが、当時の売価はなんと45.8万円でした、とてもではありませんが、今ではその価格で売れません。あれから1年半がたちモンゴルのコインも随分と値が上がりました。それでも世界的水準で見れば、いまでもかなりの割安感があると店主は思います。
さてこのコインですが、オモテ面/ウラ面ともわずかなヘアラインがありますが、摩耗は全くといっていいほどありません、きっと持ち主が大切に保管してきたのだと思います。なおこの銘柄はNGC社によって40枚鑑定されていますが、分布は以下の通りです。
MS69: 1枚
MS68: 4枚
MS67: 9枚 ←ココです
MS66: 6枚
MS65: 10枚
MS64以下: 10枚
上記のようにこの銘柄には通常貨とプルーフ貨がありますが、プルーフ貨のほうはNGC社によって36枚鑑定されています。
■サイズ:直径約33ミリ、重さ約33.4グラム(金品位:96.75%)
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
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