ドイツ1719年「野蛮人ターレル」PCGS-MS61単独最高鑑定-オンラインショップ「ときいろ」

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ドイツ1719年「野蛮人ターレル」PCGS-MS61単独最高鑑定

ドイツ1719年「野蛮人ターレル」PCGS-MS61単独最高鑑定

製造元
商品コード	354-5

360,000 円（税込）

SOLD OUT

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□状態：PCGS-MS61（AU+）

このコインはブルンシュビック（ブラウンシュバイク）・リュネンブルグ公国の選帝侯、ゲオルグ・ルードヴィッヒ（生年1660年、没年1727年）時代に、同公国の首都ハノーファーで発行された1ターレル銀貨です。

オモテに描かれているのは「野蛮人」で、右手には木の杖を持っています。ドイツでは1500年代の後半から1700年代にかけ、たびたび「Wildman＝野蛮人」が描かれたコインが発行されますが、本貨もその一枚です。

選帝侯ルードヴィッヒはイギリスのアン女王の遠縁にあたり、1717年、同女王の崩御によってイギリスの王位を継承しました。本貨が発行されたのは1719年ですから、すでにルードヴィッヒはこのコインの時代、イギリスの王位（ジョージ1世）も兼ねていたことになります。本貨（KM-134）のウラにイングランド、スコットランドなどイギリスの紋章がデザインされているのはこのような背景からです。

このモチーフは一般的に上記のように「Wildman＝野蛮人」と呼ばれますが、「森の精霊」を描いたものではないかとも言われています。店主はこのモチーフに関していろいろ想像を膨らませます、もしかしたらヨーロッパ人の記憶の中にあるネアンデルタール人を描いたものではないかと妄想したりしもいたします。ネアンデルタール人は4万年前あたりまで生存しており、わたしたちホモ・サピエンスと長期間にわたり共存して、混血したと言われています。現代のヨーロッパ人の先祖が、森の中でしばしば出会ったネアンデルタール人の遠い記憶が、「森の精霊」＝「Wildman＝野蛮人」となったのではないか、などと空想するわけです。ちなみにですが、ネアンデルタール人起源のDNAを、私たち日本人も2％ほど持っているといわれています。

そんな個人的な思い入れもあり、店主は昔からこの野蛮人ターレルのシリーズが好きで、個人的にも集めてきました。市場でも徐々に人気が出てきたようで、状態の良い個体や古ターレルは近年値を上げつつあります。日本人は都市景観ターレル/ダカットを好みますが、店主はこの野蛮人シリーズはもっと日本で人気が出てもいいと思います。

さてこのコインですが、状態はMS61で、この銘柄に限らず「野蛮人ターレル」全体のなかでもかなり良い状態です。正面から撮影するとグレー1色に見えますが、斜めから見るとウラ／オモテともオレンジがかったトーンが見えてきます。決してレインボートーンのようにカラフルではありませんが、年月の経過を感じさせるシブいトーンです。ウラ面はオモテよりトーンがはっきり乗っていて、斜めからみるとシャンパン色のきれいなトーンが浮かびます（2～4番目の写真でご確認ください）。また、9、10番目の写真をご覧いただくと、トーンに加え輝きもきれいでフィールド部分にキズやスレもほとんど見えないことがおわかりいただけるかと思います。

本銘柄（KM-134）は1717年から1727年にかけ発行されていますが、市場への出現頻度から考えて発行枚数は少なかったと思います。Standard Catalog of World Coins 7^th Editionによれば、全年銘共通でMS60の価格評価は825ドルとなっていますが、それを超える評価の価格は未記載です。なおPCGS社による鑑定実績は、本貨MS61は単独の差高鑑定で、他にAU53が2枚あるだけです。市場にはめったにでてこないコインですし、（PCGSによる）MSクラス鑑定済みコインはこれ一枚しかありません。

■サイズ：直径約42ミリ、重さ28グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGS社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心の上お買い求め下さい。

■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。

【お願い】掲載している写真のコピー・転用は固くお断りします。