フランス領インドシナ、1922年H、貿易銀ピアストルMS64準最高鑑定-オンラインショップ「ときいろ」

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フランス領インドシナ、1922年H、貿易銀ピアストルMS64準最高鑑定

フランス領インドシナ、1922年H、貿易銀ピアストルMS64準最高鑑定

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商品コード	342-5

650,000 円（税込）

SOLD OUT

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□状態：NGC-MS64（UNC+）

フランスはアジアの植民地だったインドシナ（仏領インドシナ＝French Iido-China）で、1885年から本銘柄（ピアストル）を発行し始めます。この貿易銀はフランスが東アジアでの貿易決済用に発行されたもので、1928年まで発行され続けました。貿易品の決済目的に発行されたため、他国が発行した貿易銀と同じくこのピアストルも大量に発行されました。年によって発行枚数は異なりますが、概ね300万枚から1300万枚強というオーダーで造り続けられました。そのような事情もあり、この銘柄は今でもたくさん市場に出てくるのですが、その使用目的から想像できるように状態の良い個体はさほど多く残っていません。また本貨のミントマークは、ウラ面のリボンの上（9番目の写真の左端、中央をご参照ください）に「H」と刻印されていますが、これはイギリスのバーミンガムで発行されたものです。なお1922年Hミントは742万枚が発行されており、この銘柄の平均的な発行枚数です。

NGC社の評価で本貨はMS64となっていますが、以下は1922年Hミントの鑑定分布です。

MS65: 3枚
MS64: 6枚　　←ココです
MS63: 17枚
MS62: 42枚
MS61: 28枚
MS60: 6枚
AU58: 52枚
AU55以下：109枚（72枚の数字なしDetails評価を含む）

なおこの年銘の総鑑定数は263枚（2022年9月時点）です。またご参考までに、このピアストルすべての年号の総鑑定数は4,814枚（2,351枚のDetails評価を含む）となっており、鑑定分布は以下の通りです。

MS66: 1枚　
MS65: 23枚
MS64: 79枚　　←ココです
MS63: 208枚
MS62: 368枚
MS61：以下 4,135枚

従ってすべての年銘あわせても、本貨MS64は上位約2％（50枚に一枚）に入る高鑑定ということになります。

このピアストルは日本の明治円銀とほぼ同時代に発行されていますが、両者を比較すると、以下のようなピアストルの性格が見えてきます。

▪仏印ピアストルは全年号あわせ1億枚以上発行されているわりに鑑定枚数は少ない。ほぼ同じ時代に発行された明治1円銀貨と似た性格を持っており、発行枚数もさほど大きな差はない、にもかかわらず鑑定枚数が少ないのは、おそらく大半が溶解され残存枚数が少ないからではないでしょうか。

▪ピアストルは日本の一円銀貨にくらべても高鑑定コインが意外と少ない。おそらくこの差は日本人と仏印諸国の国民性の違いによるのではないかと思います。

さてこのコインですが、ウラ／オモテともトーンはないですが、逆に言えば素晴らしい輝きのコインです。ウラにはわずかなバッグマークがありますが、摩耗はもちろんキズ、スレ、ヘアラインはほとんどなく、全体的に大変良い状態です。

同時代に発行された中国コインの値上がりによって、近年このピアストルは急速に見直し買いが入っています。国内オークションやコイン商の店頭でもMS63あたりまでは稀に出てきますが、MS64はめったにでてきません。値上がりが目立つコインですが、それでも中国コインとの価格差はまだ随分とあります。今後もアジアマネーの流入が期待できると考え店主は買い付けました。有望な領域だと思います。

■サイズ：直径約38ミリ、重さ27グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心の上お買い求め下さい。

■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。

【お願い】掲載している写真のコピー・転用は固くお断りします。