海峡植民地、エドワード7世の1ドル銀貨、1904年-オンラインショップ「ときいろ」

ITEM SEARCH

検索

商品一覧

古物営業法に基づく表記

許可を受けている会社の名称: 株式会社ブルー・シー・プラネット
許可を受けている公安委員会の名称: 東京都公安委員会
許可番号: 301061805436

トップ
アンティーク・コイン
海峡植民地、エドワード7世の1ドル銀貨、1904年

海峡植民地、エドワード7世の1ドル銀貨、1904年

製造元
商品コード	342-11

298,000 円（税込）

SOLD OUT

この商品についてのお問い合わせ

□状態：PCGS-MS62（UNC-）

海峡植民地（Straits Settlement）は、イギリスが19世紀から20世紀の前半にかけ、マレー半島に持っていた植民地で、現在のマレーシアとシンガポールを統治していました。

この銘柄は海峡植民地で1904年に発行された1ドル銀貨です。オモテは宗主国イギリスの王様エドワード7世、ウラは漢字と英語、イスラム語で書かれており、様々な文化が混在していた当時のマレー半島の政情がうかがえます。この銘柄は1903年と1904年、少し飛んで1907年、1908年、1909年の5年間発行されていますが、1903/1904年は銀の品位が約78％と高く、1907/1908/1909年は品位を落として約58％になりました。発行枚数は1903年が約1500万枚、1904年は約2000万枚と多いのですが、高品位バージョンはこの2年しか発行されておらず、あわせて3500万枚にとどまります。

3500万枚と聞けばかなり多いように感じますが、例えば同時代の日本一円銀貨は1870年から1914年にかけ2億枚近く発行されました、またイギリスが極東で発行した貿易銀「ブリタニア」も2.6億枚ほど発行されましたし、フランスのアジア貿易銀ピアストルも1.6億枚ほど発行されています。これら同時代に発行されたアジア貿易銀と比べると、発行枚数はむしろ少ないといってよいでしょう。この銘柄をあえて他のコインと比べるとすれば、香港で1866年から1868年にかけ発行されたヴィクトリアの1ドル銀貨かもしれません。近年このドル銀貨の値上がりは急で、直近ではMSクラスになると海外のオークションで15,000ドルを超えるようになってきました。総支払額ベースでは260万円ほどになります。ヴィクトリアの1ドルの発行枚数は、3年間で200万枚と少ないですが、店主は本銘柄もヴィクトリアの1ドルの後を追うことになると考えています。

さてこのコインですが、オモテ／ウラとも全体に落ち着いたトーンがのっていて重厚感があるコインです。フィールド部分はオリジナルの輝きをとどめており、輝きとトーンのバランスが良いコインです。ただ一点ご注意いただきたいのは、ウラ面の12時の位置にある「壱（注）」の文字あたりが弱打ちになっている点です。最後の写真をご覧ください、これは決して摩耗ではなく、刻印の劣化もしくは打刻圧の不均一性によって起きるもので、コインの価値に大きな影響を与えるものではありません。

注）変換できなくてこの文字にしましたが、実際は「ヒ」の部分は「豆」になっています。

その点を考慮してPCGSの社の鑑定MS62は妥当だと思います。なお以下はPCGS社による上位鑑定分布です。

MS65:1枚
MS64:6枚
MS63:30枚
MS62:55枚 ←ココです
MS61:26枚
MS60:1枚
AU58:83枚
AU55以下:126枚

ご覧のように本貨MS62は328枚中、上から92枚ですので、概ね上位30％程度に入ります。この銘柄にしては状態がいいほうですし、さきほどのヴィクトリアの例をみても、MSクラスの個体は徐々に出てこなくなるでしょう。

店主は以前からこの時代のアジアコインに注目しています。この銘柄もMSクラスは徐々に入手しづらくなってゆくのではないでしょうか。本貨1904年銘は1903年銘より数が残っていますが、それでもすでにMS62以上は入手困難になりつつあります。安く入手できるうちにいかがでしょうか。

■サイズ：直径約38ミリ、重さ約27グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGS社の鑑定ずみケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。

■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。

【お願い】掲載している写真のコピー・転用は固くお断りします。