□状態：NGC-Ch VF Strike5/5,Surace3/5 Fine Style/edge marks
肖像面に描かれているのは帝政ローマ14代目の皇帝ハドリアヌスで、いわゆる「五賢帝」の三番目です。ハドリアヌス面に描かれた文字はHADRIANVS AVGと皇帝の名前がラテン語で打たれています。続いてCOS �掘�PP と刻印されていますが、これは、COS��(コンスル3回就任)、PP(国父)という意味で、ハドリアヌスへの賛辞です。ハドリアヌスのアウレウスは五賢帝の中でも人気があり高値を付けます。
さてこのコインですが、NGC社の評価はCh VFとなっており、ハドリアヌスのアウレウスの中では状態は良いほうです。なおChはChoiceの略で、VFの半分上といったニュアンスです。また続くFine Styleはコインのバランスの良さに対して与えられるプラスの評価で、このコインの場合はウラ／オモテともほぼ中央に刻印が打たれています。一方で最後のedge markはネガティブなコメントで、このコインのエッジに見られる「アタリ」に対するマイナスの評価です。
初期のアウレウスは立体的に造られているだけに、特に皇帝の顔や髪など、出っ張った部分の摩耗が進んで表情が読み取れないことが多いのですが、ご覧のように本貨はハドリアヌスの威厳がある表情がしっかりと残っています。ウラ面は幸運の女神「フォルトゥーナ＝Fortuneの語源」で、左手に花、右手にコルヌコピア（豊穣の角）を持っています。
上記のようにNGC社のラベルには、edge markありとのネガティブなコメントがありますが、markはおそらくウラ面のSPESのEのエッジ部分に見られるごく小さなアタリを指すと思います。よく見えるように8番目と9番目に拡大写真をアップしておきましたのでご確認ください。あとNGC社のケースの上の先端部分にプラスティックの僅かなメクレがありますが（最後の写真をご参照ください）、これはケース表面にとどまっていてるように見えます。
古代のコインもここ数年緩やかに相場が上がっていますが、これは世界的なマネーの過剰供給や、ウクライナや台湾などで進む地政学上のリスクを反映した現象だと思います。これからも富裕層中心に実物への資産移動は進むと店主は思います。
■サイズ：直径約19ミリ、重さ約7.15グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
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