□状態:PCGS-MS64PL(FDC)
『輝きを楽しむプルールライク・シリーズ』
「ときいろ」では、これまでも多くのプルーフライク・コインをご紹介してまいりました。ここ数年プルーフライク鑑定のコインが人気化し、高値で売買される傾向にあります。プルーフライク貨は贈呈用に造られた「プルーフ貨」と違い、初期の刻印で打たれるという偶然によって生まれます。つまり作為的に造られたものではなく、いわば「偶然の産物」といってよいでしょう。それだけに数が少なく、NGC/PCGS社の鑑定数はごく僅かにとどまるので、その点でもコレクターの収集意欲を高めているのだと思います。
「ときいろ」は、これからもNGC/PCGS社によってプルーフライク鑑定のコインから将来性のあるコインを厳選し、『輝きを楽しむプルールライク・シリーズ』として紹介させていただきます。
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オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ在位50年を記念して発行された1ダカット金貨(KM-2267)です。フランツ・ヨーゼフは1848年に帝位に就きましたので、本貨が発行された1898年に50年目を迎えています。記念金貨ですので発行枚数は少なく27,000枚しか発行されていません。27,000枚といっても、どの程度少ないかわかりづらいと思いますが、例えば1872年から1915年まで発行された1ダカット(KM-2267)などは、毎年20万枚から80万枚ほども発行されています。
さて本コインの特徴は、なんといってもプルーフライク(PL)感の強さです。このコインの輝きを表現するため何カットか撮りましたが、それでも不十分です。あえて言えば4番目、6番目の写真が最もよく表現できていると思います。おそらく最初期の刻印で打たれたのではないでしょうか。PCGSの鑑定ではMS64PLですが、摩耗もほとんどなく、この数字はアンダーグレード(評価不足)だと思います。
PCGSの鑑定分布をみると、この銘柄のPLは本貨一枚しかしありません。NGC社は本銘柄を32枚鑑定していますが、うちPLは63+が一枚あるだけです。したがってこのコインは世界最高鑑定のプルーフライク貨です。「世界最高」評価のコインは特にコレクターの関心が高く、高値で取引される傾向にあります。小型の金貨ではありますが、この価格にふさわしい素晴らしいコインです。
■サイズ:直径約20ミリ、重さ約3.49グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGS社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
【お願い】掲載している写真のコピー・転用は固くお断りします。