オーストリア1885年、フランツ・ヨーゼフ4ダカット金貨、プルーフライク最高鑑定-オンラインショップ「ときいろ」

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オーストリア1885年、フランツ・ヨーゼフ4ダカット金貨、プルーフライク最高鑑定

オーストリア1885年、フランツ・ヨーゼフ4ダカット金貨、プルーフライク最高鑑定

オーストリア1885年、フランツ・ヨーゼフ4ダカット金貨、プルーフライク最高鑑定

製造元
商品コード	336-2

968,000 円（税込）

SOLD OUT

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□状態：NGC-MS61PL（AU）

オーストリアのウィーンで1885年に発行された大型金貨です。サイズは39ミリもありますが、重さは13.96グラムしかありません、つまり現代の1オンス金貨に比べるとずいぶんと平べったく造られています。当時すでにアメリカでゴールドラッシュが始まっており、貿易を通して徐々にヨーロッパにも金が流入していたはずですが、まだ大量のコインに供するほど、十分な金は確保できていなかったのではないかと思います。そのようなヨーロッパにおける金不足という背景もあり、本貨の重量も抑えざるをえなかったのではないでしょうか。一方で当時のオーストリア帝国は大国で、国威発揚の意味もあり見栄えの良い金貨にしたかったのでしょう。

フランツ・ヨーゼフは弱冠18歳でオーストリアの皇帝に就き、1916年に86歳で亡くなるまで、68年にわたってオーストリアの帝位にありました。在位期間が長かっただけにコインに描かれた肖像も徐々に変化してゆきます。なお1800年代に発行されたコインの最高額面は4ダカットですが、その4ダカットの肖像は、皇帝の成長に伴って以下のように変わってゆきます。

・第一肖像：1854年-1859年/KM-2271
・第二肖像：1860年-1865年/KM-2272
・第三肖像：1867年-1872年/KM-2274
・第四肖像：1872年-1915年/KM-2276

本貨は第四肖像のKM-2276です。肖像は徐々に変化してゆきますが、すべて同じ直径/重さの規格で造られています。

さてこのコインですが、オモテ面は壮年期のフランツ・ヨーゼフで、ウラはハプスブルグの紋章「双頭の鷲」で、ご覧のようにオモテ／ウラとも素晴らしい輝きです。プルーフライクですから、光の当て方によってフィールド部分にヘアラインが見えてしまいますが、NGC社の鑑定MS-61の評価通りの準未使用状態で摩耗はほとんどありません。

上記のように本銘柄（KM-2276）は1872年から1915年まで44年にわたって発行され続けましたが、年によって発行枚数に随分と差があるのがこの銘柄の特徴です。一番の稀少年は1876年で5,243枚しか発行されていません。1900年以降は発行枚数が多くなり、1912年の約15万枚を筆頭に10万枚前後造られるようになりました。きっとアメリカからの金の流入量が増えたことに加え、ヨーロッパの経済活動の活発化によって交易が活発になったこともあるでしょう。なお1915年銘はすべて後年（1920年以降）に大量に発行されたリストライク（再鋳貨）で安値で売買されています。市場に出てくる本銘柄の大半はこのリストライクです。なお本貨（1885年銘）の発行枚数は28,000枚と数が少ないほうに属します。

NGC社の鑑定をみても、1915年銘が534枚となっています。すべての年号の鑑定合計は726枚ですから、大半がこの1915年銘だということがわかります。1915年以外をみると、多いのは1914年銘（41枚）、1913年（7枚）、1912年（8枚）、1911年（9枚）、1907年（7枚）など1900年代が中心です、一方で1800年代はいずれも5枚以下と僅かです。

この銘柄はプルーフライクと鑑定される個体が比較的多いのですが、プルーフライクの出現率は12％ほど（726枚中88枚）です。なお1885年銘はNGC社によって3枚しか鑑定されていませんが、その3枚すべてがMS61PLです。したがって本貨を超える評価の個体はありません。

発行枚数も少なく状態の良い金貨です。ヨーロッパコイン収集の王道といってよいでしょう。

■サイズ：直径約39ミリ、重さ約13.96グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みでお受けしております。

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