□状態:NGC-MS62(UNC-)
1651年にオーストリアのウィーン(Vienna)で発行された初期の1ターレルです。オモテ面には神聖ローマ皇帝フェルディナンド3世(在位1637年-1657年)が描かれており、ウラはハプスブルグ家の家紋に加えハンガリー、ボヘミア、ウィーン、ハルなどフェルディナンド3世が統治した諸国家および諸都市の紋章が刻まれています。
クラウスのカタログ(Standard Catalog of World Coins 6th Edition)によりますと、本貨(KM-975)の価格ガイダンスはXF40で615ドルですが、XF40を超える評価の価格は未記載です。
さてこのコインですが、拡大写真のようにオモテの肖像の出っ張った部分(髪の毛や服)に少し摩耗が見られますが、総じて良い状態です。ウラ面もさほど摩耗しておらず、フィールド部分には年数の経過による落ち着いたトーンが乗っており、このコインに重厚感を与えています。なおNGC社によってこの銘柄は5枚しか鑑定されていませんが、分布は以下の通りです。
MS64: 1枚
MS62: 1枚 ←ココです
MS61: 1枚
AU58: 1枚
AU55: 1枚
フェルディナンド3世のターレルは初期ターレルとして人気があります。また1800年代から1900年代初頭にアジアで発行された大型銀貨の値が上がる中、店主はこの時代のターレルは強い割安感を感じます。この銘柄も、市場への出現頻度は低い割に安値に放置されていると思います。
なおこのコインはNGC社の大型ケースに入っていますが、9/10番目の写真のように、ケースの上辺部分に1センチほどのカケがあります。
■サイズ:直径約44ミリ、重さ約28グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
【お願い】掲載している写真のコピー・転用は固くお断りします。