□状態:NGC-MS63(UNC)
スペインのセヴィリアで1801年に発行された2エスクード金貨(KM-435.2)です。大型金貨の8エスクードではなく、小型の2エスクードですのでご注意ください。肖像はカルロス4世です。
この2エスクードのセヴィリア鋳は1790年から1808年にかけ発行されていますが、本年号(1801年)はクラウスのカタログでMS60が950ドルとなっています。なおそれ以上のランクの価格は未掲載です。
なおフェルディナンド7世の2エスクードにはセヴィリア鋳とマドリッド鋳がありますが、市場に出てくる頻度は圧倒的に本貨セヴィリア鋳が少なく、NGC社の鑑定数でもそれを裏付けています。
さてこのコインですが、ご覧のようにオモテ/ウラとも輝きが素晴らしく、特にウラ面は造られた当時の輝きをとどめており、ヘアラインや摩耗もほとんど見られません。オモテの肖像の口の先からエッジにかけ、ごく薄い線が入っていますが、目立つものではありません。これを踏まえてNGC社の評価MS63は妥当だと思います。
なお上記のように本貨(セヴィリア鋳)は希少で、NGC社は1801年銘を11枚しか鑑定していません。しかも本貨のMS63はさらに希少で、同社の鑑定内訳はMS64(1枚)、MS63(1枚/本貨)、MS62(1枚)、AU58(4枚)、AU55以下(4枚)となっています、なおPCGS社は1枚(VF15)のみの鑑定ですので、本貨はNGC/PCGSあわせて単独の準最高鑑定ということになります。小型の金貨ではありますが、希少な状態ですので将来性があります。
■サイズ:直径約23ミリ、重さ約6.8グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
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