帝政ローマ、ハドリアヌス（AD117-138年）、セステルテイウス銅貨-オンラインショップ「ときいろ」

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帝政ローマ、ハドリアヌス（AD117-138年）、セステルテイウス銅貨

帝政ローマ、ハドリアヌス（AD117-138年）、セステルテイウス銅貨

製造元
商品コード	299-1

98,000 円（税込）

SOLD OUT

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□状態：NGC-Ch VF Strike4/5,surface2/5 Fine Style（EF+）

セステルティウスは当時使われていた大型の黄銅貨です。

黄銅は青銅よりも高価でかつ美しく、造られた当時は金色に輝いていたといわれています。セステルティウスは初代皇帝アウグストゥスの貨幣改革によって黄銅貨に衣替えされましたが、それ以前は小型の銀貨でした。おそらく銀の調達が困難になり銀貨から銅貨に変わったのではないかと思います。

ちなみに当時の平均的なローマ市民の年収は1000セステルティウスだったと試算されていますので、大雑把に言えば当時の1セステルティウスは現在の価値で5000円程度ではなかったでしょうか。

セステルティウスの特徴はなんといってもサイズの大きさです。一般のセステルティウスは直径24ミリから35ミリほど、重量23グラムから28グラムほどもあります。サイズが大きいだけにデザインも細かく刻まれています。価値は当時の金貨（アウレウス）には及びませんが、オモテ面に描かれた皇帝の肖像やウラ面のデザインなども細密で、美術品や歴史資料として見た場合、むしろセステルティウスのほうが優れているのではないかとさえ思えてしまいます。

肖像面に描かれているのは帝政ローマ14代目の皇帝：ハドリアヌスで、いわゆる「五賢帝」の三番目です。ハドリアヌス面に描かれた文字はIMP CAESAR TRAIAN HAD-RIANVS AVGとラテン語で書かれていますが、これは皇帝カエサル・トライアン・ハドリアヌス・アウグストスと読み、ハドリアヌスの正式な名前です。ハドリアヌスのコインは皇帝を意味するIMPという文字が刻印されていないことが多く、これは前帝トラヤヌスからの皇位継承経緯にやや疑義が持たれていたからだと思います。でも本貨にはちゃんとIPMと刻印されています。

セステルティウスは日常使われていたコインだけに状態が良いものは稀です。オモテ面はツルツルで、皇帝の表情はほとんど読み取れず文字も解読不能なものが大半です。鑑定してケースに入れるに値するコインもめったにないようで、大半は裸のコインです。一般的なセステルティウスの状態はG（Good）からF(Fine)程度にすぎず、そのようなコインなら数千円から数万円程度で入手可能です。

このコインも含め「ときいろ」のセステルティウスはどれも状態の良いものを厳選し、皆様にお持ちいただきたいものだけを出品しております。

さてこのコインですが、NGC社の評価はCh VFとなっており、セステルティウスの中では状態がよく、希少な状態といってよいでしょう。またNGC社がFine Styleとラベルに印字しているように、刻印は裏表ともほぼ中央に打たれており、これはプラスの評価です。ただ一点、オモテの1時の位置にヒビが入っています、8番目の拡大写真でご確認ください。これは打刻によってできたもので、NGC社のラベルをみてもネガティブなコメントは付いていませんもちろんこのようなヒビは無いに越したことはありませんが、大きな欠点ではありません。なお写真9はヒビ部分を裏面から拡大撮影したものです。

□セステルティウスの鑑賞について
このコインは直射日光下でご覧になることをお勧めします、長時間太陽光に充てると変質の恐れがありますが短時間なら問題ないでしょう。外光の元でご覧になれば、このコインに限らずセステルティウスのすばらしさをお判りいただけると思います！

■サイズ：直径約33ミリ、重さ推定約27.82グラム（推定です、ご注意下さい）
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みか、クレジット決済でお受けしております。

【お願い】掲載している写真のコピー・転用は固くお断りします。