古代ミュシア、キュジコスで紀元前500年-450年ごろ発行されたスターテル金貨-オンラインショップ「ときいろ」

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古代ミュシア、キュジコスで紀元前500年-450年ごろ発行されたスターテル金貨

古代ミュシア、キュジコスで紀元前500年-450年ごろ発行されたスターテル金貨

製造元
商品コード	308-4

598,000 円（税込）

SOLD OUT

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□状態：NGC-Ch VF Strike4/5,Surface3/5 brushed（VF）

このコインは今のトルコにあったミュシアのキュジコスで、BC500-450年あたりに造られたスターテルです。金貨としては最初期のものでエレクトラム（＝自然金）で造られています。この時代は自然に採掘された金を精製して純度の高い金を作る技術はまだなかったので、このコインのように自然界に存在するエレクトラムで金貨を造っていたのです。エレクトラムは川底などで採掘される金と銀の合金で、自然のままにあったものなので金と銀の成分比が一定ではありませんでした。中には銀の成分が多く白っぽいエレクトラム貨もありますし、金の純度が高く金色に輝くものもあります。ご覧のように本貨は金色に近く、エレクトラムにしてはマズマズの金含有量だと思います。

このコインの二つ目の特徴は重量です。一般に古代には金属を薄く延ばすコイン文化がなく、丸い金属をハンマーでたたいただけのものが多いのですが、このコインもそのような古代コインの特徴を備えています。写真をご覧いただいてお分かりのように直径が小さいわりに厚みがあります、重量感と古代の趣があるコインです。重さは16グラム近くあり、金の採掘量が少なかった古代にしては大型の金貨といえます。なおデザインされているのは羊で、羊の足元にはマグロがいます。

このコインのフリードバーグカタログの評価はVFクラスで5000ドル、EFクラスで25,000ドルとなっています。古代ミュシアでは本銘柄をふくめ、「若い兵士」「ゴルゴン」「グリフィン」など個性的な図柄のコインが造られおりいずれも人気があります。本貨はご覧のようにNGCの評価はCh VF Strike4/5,Surface3/5とマズマズですが、残念ながらbrushed（汚れをとった痕跡）のネガティブコメントが付いています。

あと写真3/7/8をみてもわかりますが、8時の位置に4ミリ程度の亀裂があります、これは流通時にできたものはなく製造時にできたものです。当時のコインは金をハンマーでたたいて打刻しますが、ハンマーを打つ力の加減や、金の地金の状態（注）によってしばしばこのような裂け目がフチにできるのです。なお裏面は「ハンマー打ち面」の反対側にできた角状の刻印で、地金を置いた台の模様が写っているだけです。

地金の状態：金への打刻を容易にするため、事前に金を高温にしてから打刻をしていました、おそらく低温化した金をたたいた場合、このような亀裂が入り易かったのだと思います、古代の大型金貨には本貨のように亀裂のあるものをよく見かけます。

■サイズ：直径約17～20ミリ、重さ約15.9グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定済みケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みでお受けしております。

【お願い】掲載している写真のコピー・転用は固くお断りします。