□状態:PCGS-MS63(UNC)
1912年の清朝崩壊から1951年の中華人民共和国によるチベット侵攻まで、チベットは独立と中国による支配の間で揺れ動きました。この間チベットでは数銘柄の独自のコインが発行されましたが、本貨はそのうちの一枚です。
ご覧のようにライオンがデザインされた3スラン銀貨で、この時代のチベットで最も人気がある銘柄です。状態はほぼ未使用で、打たれた当初の輝きをとどめています。わずかにオモテ/ウラとも12時の位置あたりが弱打ちですが、これはこの銘柄によくみられる現象です。
この銘柄の発行枚数は不明ですが、おそらく数百万枚から数千万枚というオーダーで発行されたのではないかと思います。PCGS/NGC社の鑑定枚数が約3500枚と多めなことから、発行枚数がそこそこ多かったと推測できます。なお本貨はPCGS社の鑑定を受けていますが、MS63は概ね上位50%程度に入ります。
近年のアジアコインの値上がり傾向とともに、このライオン君も随分と値を上げてきました。ほんの数年前まで未使用状態のものが、それこそ一山いくらの1-2万円でかえたものですが、最近では20万円近くの値が付くようになってきました。残存枚数は上記のように結構多いのですが、多く残ってるからといって値が上がらないとは言えません。日本の円銀やアジアの貿易銀、中国コインの値動きを見ているとよくわかります。なおライオン君には金貨版の20スランもありますが、そちらはMSクラスで200-300万円ほどの値が付くようになりました。
■サイズ:直径約29ミリ、重さ約11グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGS社の鑑定済みケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
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