□状態:CGC社鑑定済みケース入り
この作品は1938年5月6日に公開されたディズニーのアニメーション短編映画「ミッキーの移動住宅(Micky‘s Trailer )」の製作過程で描かれたドローイングです。
本商品は、アメリカの大手鑑定会社CGC(Certified Collectibles Group:注)によってGenuine(本物)と鑑定されており、半硬質のプラスティックケースに入っています。アメリカではコインや紙幣、トレーディングカードやコミックなど、多くのコレクティブアイテムの鑑定が行われていますが、本作品を含むディズニー原画の分野でも徐々に「鑑定⇒封入」が一般化しつつあります。
注)CGC社は世界最大級の鑑定会社で1987年にアメリカで設立され、傘下にはコイン鑑定で有名なNGCや紙幣鑑定で有名なPMGなどブランドを持ちます。おそらく世界で最も信頼されている鑑定会社の一つだと思います。
さて本作品ですが、ディズニーのアニメーション映画「ミッキーの移動住宅(Micky‘s Trailer )」のワンシーンを描いたドローイング画で、黒鉛筆で手描きされた一点物です。この映画は、ウォルト・ディズニーとジョン・サザーランドが製作(現ウォルト・ディズニー・カンパニーが製作)したもので、上映時間は約7分、ミッキーの声はウォルト自身が担当しています。
この映画は、可愛らしいお家があっという間にトレーラーハウスに変身するところから始まります。牽引車を運転するのはグーフィー、ゴトゴト引っ張られるトレーラーハウスの中ではミッキーがお料理を、ドナルドはやっと眠りから覚めシャワーを浴びています。のどかな田舎道を進んでいきますが、やがて険しい山道にさしかかったとき事件が起こります。グーフィーのミスで牽引車とトレーラーハウスの連結部分が外れ、トレーラーハウスが暴走しはじめるのです。数々の危険を回避していくのですが、やがて貨物列車と衝突するかもしれない絶体絶命のピンチが・・・
このドローイング画は、迫りくる貨物列車の汽笛が鳴った瞬間にミッキーとドナルドが驚くシーンの一コマです。終始、コミカルでスリリングなシーンが軽快に描かれ、とても可愛らしく面白い作品です。
初期ディズニー映画のドローイングは人気が高く、よくディズニー原画展などで出てきます。ドローイングは映画の1コマで、もともと単独で観賞するために描かれたものではありませんので、キャラクターがとても小さかったり、隅っこに描かれていたり、うしろを向いているものが大半で、この作品のように構図が整ったドローイングは決して多くはありません。本作品は構図が良く、CGC社ケースのままお部屋に飾られてもいいと思います。
「ときいろ」はできるだけ本作品のように、構図の良い可愛らしい作品をご提供できるよう心がけています。