□状態:NGC-MS63+(UNC)
ハンガリーのクレムニッツで1696年に発行された1ターレル銀貨、KM-214.8です。オモテ面は神聖ローマ皇帝レオポルト1世の肖像、ウラはハプスブルグ家の紋章「双頭の鷲」です。
拡大写真のように全体的に素晴らしいコンディションで、オモテ/ウラとも摩耗やキズはほとんどありません。輝きも美しく、特にフィールド部分(何も書かれていない平坦な部分)は鏡面状で、「セミ・プルーフライク」といってもよいでしょう。この時代のコインにしては稀な状態で、おそらく歴代の所有者が大切に引き継いできたのでしょう。値は張りますが、それだけ価値のあるコインです。
NGC社の鑑定分布をみると本銘柄の1696年枚の鑑定総数は12枚ですが、本貨MS63+の上にはMS64が一枚あるだけで準最高鑑定です。なおNGC社の鑑定内訳は以下の通りです。
MS64: 1枚
MS63+: 1枚 ←ココです
MS63: 1枚
MS62: 1枚
AU55: 1枚
AU53以下: 7枚
店主はこの時代のターレルは評価不足ではないかと考えております。世界的に1800年代から1900年代初頭の大型銀貨の相場水準は急速に上がりつつあります。ますますターレルの割安感が際立ってきました。特にターレルのうち状態の良いものは、上記NGC社の鑑定分布からもわかるように、さほど多く残っているわけではありません。本貨のように状態の良いターレルは、もっと高く評価されてよいのではないでしょうか。
なお本貨はNGC社の大型ケースに入っていますのでその点ご注意ください。ケースのサイズは164ミリ×124ミリです。
■サイズ:直径約46ミリ、重さ約28グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っております。真贋は同社によって保証されておりますのでご安心の上お買い求めください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みでお受けしております。
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