□状態:NGC-AU58(EF+)
オーストリアのハルで1719年に発行された2ターレル銀貨です。
オモテ面は神聖ローマ皇帝カール6世の肖像、ウラはハプスブルグ家の紋章「双頭の鷲」です。
クラウスのカタログ(Standard Catalog of World Coins 7th Edition)によりますと、本貨の価格ガイダンスはEF40クラスで1500ドルですが、それ以上の掲載はありません。なお本貨(1719年銘)の発行枚数は2500枚のみで、同時代の1ターレルの発行枚数は各年概ね10万枚以上ありますので、この2ターレルの稀少さがわかります。
さてこのコインですが、拡大写真のように全体的にコンディションは良く、肖像の出っ張った部分(眉や髪の毛)もさほど摩耗していません。同様にウラ面の鷲の顔、羽あたりもさほどの摩耗はみられません。フィールド部分を含め全体的に経年による落ち着いたトーンが乗っており、このコインに重厚感を与えています。歴代の持ち主が磨くことなく大切に引き継いできたことがわかります。直径も47ミリほどあり、2ターレルならではの重厚なコインです。なおNGC社によってこの銘柄は30枚鑑定されていますが、分布は以下の通りです。
MS64: 2枚
MS63: 4枚
MS62: 5枚
MS61: 4枚
AU58: 7枚 ←ココです
以下8枚
なお本貨はNGC社の大型ケースに入っていますのでその点ご注意ください、ケースのサイズは164ミリ×124ミリです。
■サイズ:直径約47ミリ、重さ約57.4グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っております。真贋は同社によって保証されておりますのでご安心の上お買い求めください。
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