□状態:NGC-AU55(UNC-)
ロシア帝国ロマノフ朝6代皇帝エリザヴェータのルーブル銀貨です。エリザヴェータはピョートル大帝の娘です。発行は1742年、ウラ面はロマノフ朝の紋章「双頭の鷲」です。ロシアはヨーロッパの後進地帯だったからだと思いますが、この時代のルーブルは同時代のドイツやオーストリアなどに比べ出来が悪いものが多いです。本貨もウラ面の7時から9時の位置に平がねの不具合があり、これは均一の平面状に平がねを成形すべきところ、誤ってフチを陥没させてしまったのでしょう。それを除くとこのコインにしては状態は良いほうです。
NGCの鑑定分布をみても、本銘柄1742年銘は数字なしDerails評価が27枚もあります、一方で数字付の鑑定は65枚、上から順にMS63(6枚)、MS62(4枚)、MS61(3枚)、AU58(4枚),そしてAU55が本貨を含み14枚です。
ロシアの大型銀貨はここしばらく値動きしていませんが、世界的な大型銀貨の見直しのなかで徐々に割安感が出てきたと思います。お隣のドイツやオーストリアのターレルと比べ、たしかに技術的には劣っていますが、それもまた味わいです。
■サイズ:直径約41ミリ、重さ約25.9グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心の上お買い求め下さい。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
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