□状態:CGC社鑑定済みケース入り
この作品は1933年に公開されたディズニー最初期の映画「ミッキーの空の英雄(The Mail Pilot )」の制作過程で描かれたドローイングです。ご覧のようにアメリカの大手鑑定会社CGC(Certified Collectibles Group:注)によってGenuine(本物)と鑑定されており、半硬質のプラスティックケースに入っています。アメリカではコインや紙幣、トレーディングカードやコミックなど、多くのコレクティブアイテムの鑑定が行われていますが、本作品を含むディズニー原画の分野でも、徐々に「鑑定⇒封入」が一般化しつつあります。
注)CGC社は世界最大級の鑑定会社で1987年にアメリカで設立され、傘下にはコイン鑑定で有名なNGCや紙幣鑑定で有名なPMGなどブランドを持ちます。おそらく世界で最も信頼されている鑑定会社の一つだと思います。
さて本作品ですが、この作品は1933年に上映された「ミッキーの空の英雄(The Mail Pilot )」のワンシーンを描いたドローイング原画で、黒鉛筆で手描きされたものです。この映画は飛行機で郵便物を届けるMail Pilotを題材にしたもので、徐々に飛行機が一般化しつつあった当時の世相がよくあらわれています。でもよくみればミッキーが乗る飛行機には翼がありませんし、プロペラも風車の羽のようにポンコツです。これはミッキーの飛行機がギャングに襲われ墜落してしまったからです。でも最後はミッキーの大逆転、飛行機のしっぽの先にはギャングが繋がれ無事目的地に到着します。
ゴーグルをしたミッキーが愛らしいシーンだと思います。初期ディズニー映画のドローイングは人気が高く、よくディズニー原画展などで出てきます。本作品もドローイングにしては少し値が張りますが、それだけの価値がある作品だと思います。
ドローイングは映画の1コマで、もともと単独で観賞するために描かれたものではありませんので、キャラクターがとても小さかったり、隅っこに描かれていたり、うしろを向いているものが大半で、この作品のように構図が整ったドローイングは決して多くはありません。本作品は構図が良く、CGC社ケースのままお部屋に飾られてもいいと思います。
「ときいろ」はできるだけ本作品のように、構図の良い可愛らしい作品を購入するよう心がけております