オンラインショップ「ときいろ」

□状態：NGC-MS67

アメリカで1908年から1933年まで発行された20ドル金貨です。デザイナーの名にちなみ、このコインは「セントゴーデンス」と呼ばれています。
 
さてこのコインですが、このコインの1924年銘（フィラデルフィア・ミント）は432万枚以上造られており、セントゴーデンスの中では平均よりやや多めに発行されました。NGC社の鑑定分布をみても32万枚以上のコインが鑑定されていますが、本貨MS67を超える個体は3枚しかありません。
 
ご参考までに以下はセントゴーデンス20ドル、1924年銘のNGC社鑑定上位分布です。
 
 MS68：3枚
MS67：218枚　　←ココです（上位0.07％）
MS66：5,581枚
MS65：36,887枚　　
MS64：109,165枚
MS63以下：約18万枚
 
注）MS67にはMS67★（2枚）、MS67+(1枚)が含まれています。
 
セントゴーデンスの20ドル金貨（「IN GOD WE TRUST」のモットー入り）は1908年から1933年まで造られましたが、NGC社による鑑定コイン数約86万枚のうち、本貨を超えるMS68は1924年銘の3枚と1923年に1枚あるだけです。MS67はアメリカですら市場に出てくることは稀ですが、日本国内ではコイン商店頭はもちろんオークションですらほとんど目にすることはありません。売買価格にもそれが反映されており、MS66を超えますと「MS66+」⇒「MS67」と急激に値が上がります。NGC社のPrice Guide Value（参考価格）は13,000ドル（日本の10％消費税込みでおよそ156万円）、PCGS社では13,500ドル（同162万円）となっておりますが、入手しようとしてもなかなか手に入れることはできません。状態もご覧のように素晴らしくMS67の評価に値するコインだと思います。

アメリカのコインは1980年代に急騰しましたが、その後は“ありふれたコイン”を中心に長い下げ相場に入ってしまいました。昨年あたりからこの状態に変化が出始めた観があり、特に希少な銘柄や状態の良いコインには上昇傾向がみられるようになってきました。
 
セントゴーデンス20ドルも数はたくさん残っていますが、本貨のように希少な状態のコインは、今後資産価値が高まる可能性が高いと店主は思います。