□状態:NGC-XF40(VF+)
このコインはオランダ領東インド会社で1738年に造られたデュカトーンと呼ばれる大型の銀貨です。
ウラ面に描かれた2頭のライオンの間にVOCの文字がありますが、これによって本コインがオランダ領東インド会社で造られたものだとわかります。オランダ領東インド会社は、1602年にオランダがアジア進出のためにジャカルタ(現在のインドネシア)に設立した、いわば国策の会社ですが、貨幣を鋳造する権利を与えられていました。但し、当時の東南アジアにはコインを鋳造する技術や機械は無く、同社は本国オランダにあるいくつかの鋳造所に発注していました。なお本商品の鋳造所はオランダのウエストフリースラントです。
オモテ面のデザインは馬上の騎士(「シルバーライダー」)で、騎士が左を向いています。なお鋳造所の紋章が表面の騎士象の下に刻印されており、これで鋳造所を知ることができます。このVOC(オランダ領東インド会社)のコインは鋳造枚数が少なく、現存する個体は全てあわせても1000枚程度と考えられています。状態はXF40と決して良いとは言えませんが、十分に投資対象になるコインです。
本銘柄のSchカタログ表記はRRRとなっております。おそらく残存枚数は数十枚いったところでしょう。アジアコインという側面と残存枚数の少なさ…、状態XF40ではありますが、それでも出現頻度から考えて現在の相場は評価不足だと思います。なおNGC社の鑑定分布では本銘柄1738年銘の総鑑定数は5枚のみ、うち数字付コインは本貨XF40が一枚と、ほかにAU53(最高鑑定)がもう一枚あるだけです。
「ときいろ」では過去2枚のVOCデュカトーンを販売してきましたが、今回は最も高状態のコインです。ご参考までに過去に販売したコインは以下の通りです。
・1741年ウエスト・フリーラントNGC-VF20:17万円
・1740年ユトレヒトNGC-VF30:29.5万円
■サイズ:直径約41ミリ、重さ約32グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っております。真贋は同社によって保証されておりますのでご安心の上お買い求めください。
■ゆうパックまたはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みでお受けしております。
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