□状態：NGC-AU58(EF+)
ザクセン選帝侯イヨハン・ゲオルグ統治下のザクセン・アルベルタインで1678年に発行されたターレルです。表面はイヨハン・ゲオルグではなく「セント・ジョージの龍退治」です。
このターレルには1671年と1678年の2年号ありますが、カタログ価格は同じです。以下クラウス社Standard Catalog of World Coins 6th Editionの評価です。
・VF20: 500ドル
・XF40: 1,250ドル
・MS60: 3,750ドル
裏面はラテン文字で以下のような文字が書かれています。
「崇高で力強く頭脳明晰な王子チャールズ2世、フランス、ブリテン、アイルランドの恩寵の元で」
確かに銘文にはCharles �供淵船磧璽襯�2世）の文字があるのですが、ヨハン・ゲオルグ1世の子供にこの名はありません…不思議ですが不勉強でこれ以上のことはわかりません。
さてこのコインですが、NGCの評価はAU58ですが、ややアンダーグレードのように感じます。ご覧のように馬の顔や馬具、竜の表情もしっかりと残っており打刻のムラもありません。ウラ面の文字も均一の力で打たれておりはっきり読めます。トーンもきれいに出ており、オモテ面は少しレインボーがかったトーンが美しく、ウラ面はブルーのトーンがきれいで、400年という年月の経過を感じさせる重厚感があるコインです。
このコインは希少なコインで、なかなか市場に出てきません。NGC社の鑑定数は10枚で、本貨のAU58は2番目の高鑑定でこれを超える個体はMS62が一枚あるだけです。
なおこのコインは大型のケース（通称「ゲタ」）に入っています。直径から考えると通常ケースに入るはずですが、なぜゲタに入っているかは不明です。
写真に掲載している通常サイズの古代コインはお付けしませんのでご注意ください。
■サイズ：直径約48ミリ、重さ約23.2グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っております。真贋は同社によって保証されておりますのでご安心の上お買い求めください。
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