□状態:PCGS-MS62
このコインは1772年に現ドイツのフランクフルトで造られた1ターレル銀貨です。
ウラ面は当時のフランクフルトの景観が描かれています。前面に流れるのはライン川の支流マイン川、その河岸にたっている立派な建物は(たぶん)バルトロメウス大聖堂で、今でもフランクフルトの名所です。コインに描かれている建物が今でも残っている事例はしばしば見られますが、それでも250年ほども前のコインですから、コインも教会もよく残っているものだと感心させられます。表面は通常のターレルと違って領主の肖像ではなくフランクフルトの紋章が描かれています。これは当時のフランクフルトが自由都市であり、封建領主の統治を受けていなかったからです。
さてこのコインですが、状態はMS62ですのでこの銘柄にしては状態は良いほうです。PCGSの鑑定分布をみますと総鑑定数73枚に対し、MS62は上位22枚(MS65が3枚、同64が3枚、同63が8枚、そして同62が8枚)と、上位30%に入るまずまずの高鑑定です。
なおフリードバーグのカタログ(Gold Coins of the World/9th edition)によると、本貨の価格ガイダンスはXF40で700ドルとなっていますが、XF40を超えるコインの評価は記載がありません。
都市景観コインは美術品として見ても美しいですし、当時の景観を知ることができる歴史資料としても価値があると思います。ヨーロッパはもとより日本でも人気があり、今後有望な領域だと店主は思います。
■サイズ:直径約39ミリ、重さ約27グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGS社の鑑定済みケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
■ゆうパックもしくはクロネコヤマトでお届けします。
■お支払い:本商品は銀行振り込みでお受けしております。
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