□状態:NGC-PF69 Ultra Cameo ×3枚
1975年に発行された銀貨3枚セットです。ウラ面はいずれも当時のバッタナ国王で、オモテ面は以下の通りです。
・5000Kip :ラオス女性
・5000Kip :ワット・オアラ・キオ博物館
・10000Kip :ワット・ジン・ソン寺院
1975年12月、ラオス王国のバッタナ王が退位し、ラオスは人民共和国になりました。この銀貨3枚セットはラオス王国最後のコインセットです。
この銘柄の特徴として挙げておきたいのは何といっても発行枚数の少なさです。5000キップ2種はいずれも775枚ですし、10,000キップはわずか650枚しか発行されていません。もともとラオス王国時代(1975年まで)のコインは銘柄が少なく、第二次世界大戦終結以降、同国で発行された硬貨は本貨3種を含め20銘柄ほどに過ぎません。
世界的に見れば1975年のコインは現代コインに属しますが、上記のようにコインの歴史が浅いラオスでは、すでにアンティークコインと位置付けてよいのかもしれません。通常この時代の記念銀貨は数千から数万枚単位で造られることが多いのですが、発行枚数も上記のように異例の少なさです。アジアの隠れた希少コインとして面白いのではないでしょうか。
フリードバーグのカタログ(Gold Coins of the World/9th edition)によると、本貨10,000キップのPR69が350ドル、5,000キップのPR69が各250ドルとなっています。3枚合わせて850ドルに過ぎませんが、すでにこの価格で入手することはできません。
なおNGC社の鑑定分布を見ますと、例えば10,000キップの総鑑定数は54枚です、PR69は32枚でその上のPR70は一枚だけあります。本貨PR69は平均的な状態だといえるでしょう。
■サイズ:10,000キップ:直径約39ミリ、重さ約23.5グラム
5,000キップ:直径約29ミリ、重さ約17.7グラム
■本貨3枚は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定済みケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
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