□状態:NGC-MS,Strike4/5,Surface4/5,Clipped
このコインは紀元654-668年にかけ、ビザンツ帝国で発行されたソリダス金貨です。
オモテに描かれているのは時の皇帝コンスタンス2世(在位641-668)とコンスタンティノス4世。コンスタンティノス4世はコンスタンス2世の長男で、一時この二人は共同皇帝としてビザンツ帝国を統治しました。このコインはその時代に造られたものです。向かって左側が父親のコンスタンス2世で、ご覧のように見事なヒゲを蓄えていたことから「ポゴナトス(髭が生えているを意味するあだ名)」と呼ばれていたそうです。
NGCによる本貨の評価はNGC-MSで特にオモテの打刻が見事です。状態は未使用級で、まるで打ちたてのコインのようですが、残念ながらClipped(削りあとあり)のネガティブコメントが付いています。当時金貨の一部を削り取り、その削った部分をまとめて金に再生し利益を得る行為が横行していたようです。ただしフチの拡大写真をご覧頂いてお分かりのように、削り痕はほとんど見られません。なお裏面の右上に打ちの不鮮明な部分がありますが、これは打刻時の圧が弱かったためだと思います。
■サイズ:直径約19〜20ミリ、重さ約4.4グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っております。真贋は同社によって保証されておりますのでご安心の上お買い求めください。
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■お支払い:本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済にてお受けしております。
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