『触れて楽しむ古代コインシリーズ』
「ときいろ」では鑑定会社のケースに入っていない古代コインを、『触れて楽しむ古代コインシリーズ』として順次アップしてまいります。2000年以上前の古代人が実際に手に取り使ったコインを、皆さまにも手で触れお楽しみいただければ幸いです。
なお古代のコインは造られてから既に2000年以上経過しており、その間さまざまな人たちに使われ、触れられながら現代の私たちに引き継がれております。もちろん丁寧にお取り扱いいただく必要はありますが、多少手で触れてもさらに劣化が進むことはほとんどありません。
ご購入後はどうぞ実際にお手に触れていただき、古代の手触りをお楽しみください。きっと鑑定会社のケース入りコインでは味わえない、コインの重量感をお楽しみいただけると思います。
古代マケドニア、フィリッポス3世(在位BC323-317年)統治下で発行されたテトラドラクマ銀貨
□状態:XF(極美品)、少々表面に肌荒れがみられます。なお鑑定会社のケースに入っていませんのでご注意ください。
古代マケドニアのフィリッポス3世時代にバビロン(現在のイラクにあった古代都市です)で造られたテトラドラクマ銀貨です。
フィリッポス3世はアレキサンダー大王の庶弟で、大王の急死後に王位を継承しました。このコインはアレキサンダーのテトラドラクマと同じデザインで、表面(おもてめん)はライオンの皮をかぶったヘラクレス、裏面(うらめん)はマケドニアの守護神であるゼウスの座像が描かれています。なお表面のヘラクレスはアレキサンダーを模してデザインされたといわれています。
写真でもお分かりのように、このコインは厚みがあり大変立体的に造られています。鋳造されてからすでに2200年以上が経っており、歴史的にも興味深い資料ではないでしょうか。出土品、伝世品あわせ多数の個体が現在でも残っており稀少性はさほどありませんが、2200年も前の遺物がこの程度の価格で手に入るのは驚きです。皆さまも是非紀元前の先人が残した遺物を、お手元に置いて楽しんでみてください。
なおこのコインは若干の肌荒れはあるものの、全体的にはXF(極美品)程度とまずまずの状態です。ケースに入っていない、いわゆる「裸のコイン」として手に触れてお楽しみいただくには、ほどよい状態といえるでしょう。あまりに状態が良すぎると、手で触れるのがはばかられますし、逆に状態が悪すぎるとヘラクレス(アレキサンダー)の図柄を楽しむことができませんので…。
■サイズ:直径約28ミリ、重さ約16.44グラム
■なお上記のようにこのコインは鑑定会社のケースに入っておりませんが、もちろん本物であることを保証します。万一偽物だった場合は無期限に返品をお受けいたしますので、どうぞご安心下さい。
■ゆうパックでお届けします。
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