□状態：NGC-Ch XF Strike4/5,Surface4/5
ケルト人は古代ローマの侵攻を受けるまでヨーロッパ各地に住んでおり、その一部はブリテン（現在のイギリス）島で小規模な部族社会を築いていたと考えられます。
このコインは現在のイギリス南部、テムズ川北岸に住んでいたカトゥウェラウニー族が造ったスターテルと呼ばれる金貨で、紀元前45年から同25年にかけ造られたものです。
同時代にすでにローマ帝国では、すでにアウレウスと呼ばれる金貨が造られていましたが、このコインは造りが素朴で、当時のブリテンの文化水準がうかがえる資料です。
表面はらせん状に描かれた6つの花輪です。裏面にはケルト風の馬で、腹の下には富の象徴であるコーヌコピアが描かれています。スターテル自体ローマの影響を受けて造られたといわれていますが、このコーヌコピアにもローマ文明の影響が見えます。
■サイズ：直径約19ミリ、重さ約5.5グラム
なおアメリカの2大コイン鑑定会社のうち1社、NGC社の鑑定済みケースに入っています。真贋はNGC社によって保証されていますのでご安心ください。
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