□状態:PCGS-6 Minor Missing Part(わずかな欠損あり)
この紙幣は日露戦争直前の明治35年に、横浜正金銀行の上海支店で発行された1ドル紙幣です。
横浜正金銀行は東京銀行(現在の三菱東京銀行)の前身とされています。同行は明治12年に横浜で創立しましたが、同社の本社は今でも神奈川県立歴史博物館として利用されており、私も何度か入りましたが重厚感のある立派な建物です。この紙幣が発行された同行上海支店の建屋は、現在中国工商銀行の上海支店として使用されています。当時の横浜正金銀行は明治政府から中国国内での紙幣(横浜正金銀行券)の発行を許可されており、本紙幣もそのうちの一枚です。
なお本紙幣の状態はPCGS社の鑑定で6(Good)ですが、紙幣全体に欠けや小穴がいくつか空いており、Details(Minor Missing Part)のコメントが付いています。でも本紙幣は同銀行が中国で発行した紙幣の中でも古いもので、表面右側に「大清光緒二十八年」とあるように、中国がまだ清朝によって統治されていた時代の希少なものです。
■紙幣サイズ:縦76ミリ、横約126ミリ
なおアメリカの2大紙幣鑑定会社のうち1社、PCGS社の鑑定済みケースに入っています。真贋はPCGS社によって保証されていますのでご安心ください。
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