□状態:NGC社鑑定VF20(VF)
このコインは169-3と同じく、オランダ東インド会社で造られた、デュカトーンと呼ばれる大型の銀貨です。オランダ東インド会社は、1602年にオランダがアジア進出のためにジャカルタ(現在のインドネシア)に設立した、いわば国策の会社ですが、貨幣を鋳造する権利を与えられていました。但し、当時の東南アジアにはコインを鋳造する技術や機械は無く、同社は本国オランダにあるいくつかの鋳造所に発注していました。なお本商品の鋳造所はオランダのウエストフリースラントです。
鋳造されたのは1741年で、デザインは169-3とほとんど同じですが、本コインは騎士が左を向いています。裏面は、二頭のライオンが王冠を持つデザインで、これはVOCのデュカトーン共通のデザインです。
このVOC(オランダ領東インド会社)のコインは鋳造枚数が少なく、現存する個体は1000枚程度と考えられます。状態はVF20と決して良いとは言えませんが、それでも数字がついているので決して悪くはありません。本コインは169-3よりやや希少性が高く、RRRで残存枚数は20枚前後と考えられます。裏面のライオンが摩耗して見えないなど状態は良くないですが、それでも「あること自体が稀」なコインであり、価格も驚くほど安いので、持っておかれて損は無いと思います。
■サイズ:直径約38ミリ
なおアメリカの2大コイン鑑定会社のうち1社、NGC社の鑑定済みケースに入っています。真贋はNGC社によって保証されていますのでご安心ください。
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